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M内科

 

年末に体調を崩しました。

12月25日に高熱が出て、その日に開催された会社の忘年会に出席できず(泣)。

会社の近くのクリニックで診察をしてもらったところ、

インフルエンザでもコロナでもなく、普通の風邪でしょう、との事でした。

 

その後、薬を飲んで、家でおとなしくしていたら、27日に高熱はなくなりました。

が、28日の夜にもう一度高熱が出てしまいました、

 

このままでは年末年始に予定していた帰省もできないなぁ、

クリニックでもらった薬もそろそろ切れるなぁ、

よし、最善は尽くそう、という事で、29日の朝、もう一度内科に行くことにしました。

 

しかし、年の瀬も押し迫った12月29日月曜日。

なかなか、開いているクリニックがありません。

いつも通っているクリニックも既に冬休みに入っています。

 

仕方がないので、発熱外来で検索をしてみたら、なんと。

家から歩いて2分のM内科が今日まで診察をしているとの情報が。

 

M内科。

 

家から一番近いクリニックだけど、

よく前を通るけど、

行ったことはない。

 

何故かと言うと、なんか、近所で「M内科っていつも空いてるらしいよ」という噂を耳にしたことが何度かあるからです。

 

嘘かホントかわからない、いい加減な情報だとは思いますが、

滅多にない体調の悪い時に、空いているクリニックには、なんとなく行きたくないよね~

という訳で、今までは、家から少し離れたクリニックに通っていました。

 

しかし。

今日は12月29日。

年末。

他に診察をしてくれそうなクリニックは近くにはありません。

 

「空いている」=「良くない」、という事では決してない。

 

めちゃめちゃ手際のいい先生で、あまり待つことなく患者さんが流れていく、

そんなクリニックかもしれないし。

あとはーーー

うーん。

「空いている」=「良くない」ではない、との理由が、これ以上思いつかない。

 

まあ、いいや。

思い切って行ってみよう。

 

サイトには、事前に電話をしてから来てほしいと書いてあったので、電話をしてみました。

29日の朝、9時30分。

 

電話をして軽く症状を話したところ、

「では、10時に来てください」

 

さすが。

流れの良いクリニックだけの事はあります。

こんなに待たずに診察を受けられるなんて。

他のクリニックは開いてさえいないのに。

 

という事で、10時にM内科に行きました。

こんなに家から近いのに、何故今まで来なかったのか?

と思う位近いです。

 

受付を済ませ、待合室で待っていると程なく私の名前が呼ばれました。

「診察室へお入りくださ~い」

 

待ち受けていたM先生は、小柄で少しふくよかな、見たところ60代位?ってな感じの男性でした。

私も、まあまあなおっさんなのですが、多分、私よりはおっさん度合いが高そうな方です。

 

症状を再度話し、喉を見てもらい、

「では、熱を測りましょうね~」と言って、立ち上がり、椅子に座っている私の目の前に立ちました。

立ち上がっても、小柄なM先生の身長は、座っている私が少し顔を見上げる程度にしかなりません。

 

そして、びっくりしたのは、先生が私のシャツに手をかけ、脇に体温計を挟んできた事です。

自分で熱を測るもんだと思っていた私は、予想外の行動に動揺しました。

 

座っている私の目の前で、小柄な老人が立ち上がって体を密着しようと迫っている、そんな状況です。

先生の顔が、私の顔のおよそ30センチのところにあります。

めちゃめちゃ近い。

そして、気持ち悪い(泣)。

 

イメージ的には、座っている私の両膝の間にM先生の体が入っている、そんな、嫌な感覚です。

 

この状況で、万が一、週刊誌の記者に写真を撮られたとしたら。

角度によっては、おっさん同志で抱き合っている、

という記事にされても反論できないんじゃないか、っていう思いが頭をかすめました。

 

そして、このままいったら、先生(おっさん)が私の膝に座り始めるかも、と最悪の想定をしたところで

ピピッ ピピッ、と体温計が鳴りました。

 

「37.5°ですね~」

 

先生が私から離れてくれました。

おっさん同志の密着からの解放。

 

良かった~

助かった~

 

「まあ、風邪でしょうね。お薬出しておきますね」

「・・・はい・・・」

 

という訳で、無事に帰ることができました。

家から一番近いクリニックですが、ここに来ることは二度とない、と決心しながら。

 

 

 

【エピローグ】

その後も、そんなにひどくはならないものの、何となーく体調が良くない日が続き、年が明けました。

1月2日に帰省した娘が、そんな私の体調を心配したらしく、ネットであれこれ調べてくれていました。

 

「ねえ、明日(3日)なら近くのクリニックが開いているらしいから行ってくれば?」

「どこ?」

「家のすぐ近くのM内科」

「!」

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