夢か現実か

幼いころ、同じ夢(睡眠時に見る夢)を繰り返し見てしまうことに
ちょっとだけ悩んでいました。
例えば
・機械式時計の中に迷い込み、そこから出られなくなる夢(当時、そんな絵本を持っていた気がします)
・バルタン星人に追いかけられる夢(当時、ウルトラマンにハマっていました)
世界観は無茶苦茶ですが
日々の生活から、影響を受けまくっていることは間違いないです。
そんな悪夢レパートリーの一つに
実家の裏庭に熊がやってきて、窓ガラスを破壊して家の中に入ってこようとする夢
というのもありました。これだけ、現実世界なのめっちゃ怖い。
360度、山々に囲まれる岐阜県のド田舎で育ち
鹿・猪・猿・狸などなど、野生動物たちは身近なものでしたが、熊は見たことがありませんでした。
ただ、ランドセルには熊鈴をぶら下げて通学する決まりになっていましたし
数年に一度、熊の目撃情報が市内放送で流れていたこともあり
まだ見ぬそれを、とても恐ろしいものとして認識していたんだと思います。
スイッチが入ってしまうと、何の根拠もなく
「よし。今日は熊が出そうだから、家で大人しくしていよう!」と張り切って、
カーテンの隙間から裏庭を厳しく監視。
戸締りチェックも欠かしません。
そして、両親と同部屋で眠ろうとする、超ビビリな小学生でした。
その後、高校を卒業するまでは実家で育ちましたが
熊は、「人里に現れることのない警戒心の強い動物」という理解に変わっていたので
山の中に入らなければ、ほとんど大丈夫なんだと思うようになっていました。
もちろん、家の中に入ってこようとする熊に出会うこともなく、見た夢のことも忘れていました。
それから10年以上が経ち、
連日の熊出没のニュースを見るたび、本当に驚いています。
日本全体が同じ問題(少子高齢化、食料の凶作等)を抱えているとしても、
タイミングを合わせたように
ここ1~2年で、一斉に全国で出没している感覚です。
(熊同士、集まって作戦会議してたん?)
育った環境もあり、身近なニュースとして
日々、YouTubeで熊出没情報を追いかけたりしているのですが
数日前に父からこんな連絡が(若干のおじさん構文は、一旦スルーしてください)。

食べ物になるものを置かない、少しの移動も車にするなど
出来る限りの対策をしてほしいと父には伝えています。
少しでも早く、熊が冬眠してくれることを願っていますが
“穴持たず(冬眠しない)”の熊も居るみたいだし、
春がくればまた人里に戻ってくるかもしれないし、不安な日々は続きます。
どうか正夢になる前に、熊問題が解決しますように…。