35歳、腸に愛を込めて
わたくし、35歳の誕生日を迎えました。
今年こそ、自分の体をちゃんと労わろうと、
ザ・アラフォー手前な目標を掲げた私が、自分に贈ったプレゼントは、
そう、大腸カメラ。(いや、なんで?)
思い立ったが吉日ということで、
特に下調べもせず、ノリと勢いだけで近所のクリニックを予約。
予約した後にちょっと検索してみたら、
「激痛」「二度とやりたくない」など、なかなかの地獄ワードが並んでいます。
もうキャンセルしてしまおうか…なんて考えてるうちに、その期限も過ぎてしまったため、
観念し腹を括ることにいたしました。
そして迎えた当日。
ポカリの親戚みたいな味の下剤を2リットル飲み、腸を空っぽにしていざ病院へ。
まずは検査着に着替えるのですが、お尻に穴のあいたハーフパンツを渡されました。
絶対に前後を間違えてはいけない、という妙な緊張感と、
じわじわ込み上げる羞恥心とのせめぎ合いのなか、大腸カメラスタイルで静かに待ちます。
続いて検査室に案内されると、看護師さんが優しく声をかけてくれました。
「ウトウトしている間に終わりますからね~」
なるほど、それなら安心。全力で寝ます!と思っていたら、
少しボーっとするだけで、全く眠くなりません。
先生の「では、はじめますね~」に、「お願いします!」と返せるくらいには元気です。
開始30秒経過…。やっぱりちょっと痛い。
麻酔の効きが弱い気がして、看護師さんに目で「助けて」と訴えるも、
「大丈夫ですからね〜」と爽やかな返しで終了。
鎮静剤の追加は無さそうだと確信し、
それならば、検査の様子を最後まで見届けようと、モニターをガン見することにしました。
私の様子に気が付いたのか、先生も気を利かせて実況してくれます。
「あ~これはね〜(沈黙)」
なに!?!?
「盲腸です。綺麗ですね。」
…よかったぁ。
というわけで、無事終了。結果、異常なし!
ありがとう私の腸!お酒ばっか飲んでごめんね。
というわけで35歳、誕生日プレゼントは「安心」と「謎の達成感」でした。
これからも食べて飲んで笑って生きていきます。