部活の思い出

中学生のころ、バスケ部に所属していました。
顧問の先生(S先生とします)は近所でも有名なめちゃくちゃ怖い先生で、
小学生のころからその噂は聞いていましたが、悩むことはなく入部を決めました。
S先生を見るのは入学式の日が初めてだったのですが、
本能で「あ、この人やな…」と感じ取ったのを覚えています。
入部してから、練習中・試合中のビンタ、椅子や作戦ボードを投げつけられるのはごく日常で、
試合中にコートの中まで追っかけてきて怒鳴る・胸ぐらつかんで投げられるなど、
審判や相手チームも困惑する場面も多々…。
(練習中、先生がブチ切れて体育館の壁を蹴り、穴が開いたことがあります。変な空気になりました。)
その反面で「おもろかったらOK」的なところもあったので、
天然なキャプテンが珍発言で先生を笑わせ、怒りを鎮める、という神展開がごく稀に起こっていました。
天然じゃない男子がキャプテンを真似て回避しようとしたときは普通にしばかれていました。
ちなみに大学生の時、
友だちから「〇〇(私)って、面白いかどうかで物事判断するよね~」という苦言を受けたことがあり、
それはたぶんこの時の経験が影響しているな、と思っています。
先輩も恐ろしい存在でした。私たちのひとつ上の学年にはいわゆるヤンキーが多く、
運悪くそのほとんどがバスケ部に所属(男女ともに。うちのバスケ部は男女一緒に練習していました)。
たまに先生が練習に来れない日があり、その時なんかは練習中に体育館の二階で先輩たちが煙草を吸う、
バスケ部とは関係ないヤンキー友だちが体育館に入ってきて、
ドッジボールとかを始めてしまうとか。弱い湘北みたい~と思っていました。
ただ先輩たちにとってもS先生は絶対だったので、
先生がいれば素直に一生懸命やっていて、なんかすごい存在だったな~と思います。
私たちが3年に上がるタイミングでS先生は、
他の(地域で一番荒れているとされていた)学校へ異動してしまったのですが、
みんな悲しくて、最終日は大号泣でした。怖すぎる、というか今ならすぐ問題になりそうな指導でしたが、
なんか先生の「命を懸けてやってる感」が伝わっていて、
私たちも、たぶん親たちも先生を信頼していました。
(部活から帰って、母親に「今日先生に顔面殴られた」と話したところ、
心配するどころか爆笑して「がんばれがんばれ~」と言っていたので、信頼があったのだと理解しています。)
もう20年経つので、おそらく先生は60歳近く…?
もし会えたら体育館の壁に穴が開いた時、内心どう思ったのか聞きたいです。