根明(ネアカ)ドクター

私は40代ながら健康体を維持しており、年に一度の人間ドックでも、ほぼほぼオールAを誇っておりました。
毎年会社に送られてくる「医療費のお知らせ」が私にだけ届かず、
総務のSさんからは、「え、今年病院行ってないんですか?」と確認されたこともあります。
コロナとインフルエンザ以外は、自然治癒力(たまに葛根湯)で治しまっせ!という気合派の一味です。
そんな私の今年の人間ドック、婦人科健診での一幕です。
婦人科健診を担当してくれる女性のドクターはとても明るくハキハキとした、
いかにもこの道ウン十年のベテランです!的な60代くらいの方でした。
最初に、白衣につけられた名札を指さしながら、「こんにちは!〇〇です!」と笑顔で元気よく挨拶してくださり、
相手に安心感を持ってもらおうという姿勢が感じられ、第一印象はかなり好印象だったのを覚えています。
実際、診察中も手際よく、とても安心感がありました。
さて、診察を終え、去り際にドクターが手袋を外しながら元気よく一言。
「はいっ、子宮にポリープがありますねー。
ガンかもしれないので検査した方が良いと思いまーす!」
ん?今、ガンって言った? ガン?がん?願?丸?・・・・癌!!!
あまりの明るさに、危うく聞き逃しそうになりましたが、確かに大きな声で「ガン」とおっしゃいました。
言うだけ言って、ドクターはこれまた元気に、カーテン越しなので実際には見えませんが、
スキップでもしているのではないかと思うくらいルンルン感を出しながら去っていきました。
下半身丸出しの状態で固まる私に、看護師さんはさっさと服を着て診察室を出るよう促しました。
後日、人間ドックの結果が送られてくる前に、病院から精密検査を受けるよう丁寧な電話をもらい、
きちんと精密検査をし、良性のポリープなので心配ないことが分かりました。
大事に至らず一安心…とはなったのですが、
1か月経った今でも、「あのドクターの伝え方と内容は合ってなかったよな~」とか
「病院から電話があるなら、何も言われなかったほうがマシだったよな~」とか考えてしまいます。
何でも明るけりゃいいってもんじゃないことを学ばせてくれた根明ドクター。
反面教師とさせていただきます。