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最近の謎

私の愛犬がお世話になっている動物病院の先生は、とても変わっています。

ニコニコして上機嫌な時もあれば、早口で淡々と説明される時もあり、

約8年間通い続けているベテラン飼い主の私なんかは、診察室から聞こえてくる声色で、

「今日は相談はやめておこう」とか「今日はいけそうだぞ」とか、

どう対応すればよいかが分かってしまいます。

そんな変わり者の先生ですが、動物にはいつも寄り添い、変わらず愛情を持って接してくれるので、

私は嫌いではありません。

むしろ、人間と動物に対する対応が違い過ぎて、月に1~2回会う分には、面白いです。

 

ただ、これが自分の職場の社長や上司だったらどうでしょう。

 

先日、愛犬を診察してもらっている時のことです。

先生がベテラン看護師さんに、

聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で「おい」と言い、

看護師さんはすぐに動き、処理に使った器具やガーゼなどを片付けました。

これぞ、阿吽の呼吸というやつです。

 

その2週間後、今度は受付の新人スタッフさんが電話で何やら質問されている様子。

先生が、診察室から受付カウンターに向けて、ぼそぼそっと何かを伝えていますが、

聞こえていません。スタッフさんが電話を切った後、

先生が「勝手な回答するな、〇〇って言ったのをちゃんと聞いておけ!」とピシャリ。

いやいや、今のは無理あるわ。

診察室にいる私にさえ聞こえなかったのに、先生、もう少し声張らな。

心の中でそう呟きはしたものの、もちろん私の出る幕ではなく

、私はひたすら診察室のカレンダーを眺めていました。

 

もし私が新人スタッフさんだったら、

すぐさま「は?」となり、聞こえないことを主張するでしょう。

終業後に、もう一度同じ状況を再現するかもしれません(笑)。

 

ただ、不思議なのが、この8年、幾度となくこんな場面を見てきたのですが、

看護師さん・受付スタッフさんは誰も退職しておらず、

私の知る限り、非常に定着率の良い職場なのです。

こんな先生でも裏ではフォローを怠らないのか、

はたまた動物に癒されて皆の心の回復が早いのか。

 

転職エージェントで働く身としては、

求職者に何と説明すれば良いのか、非常に困る職場だな…と、

スカウト文面なんかを妄想しながら、お会計の順番を待っていました。

 

引き続き、リサーチしたいと思います。

 

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