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愛犬を偲ぶ

 

実家で飼っていた愛犬の話をしたいと思います。

 

オスの雑種犬で、名前は「ミック」といいます。

顔は完全にビーグルなのですが、雑種過ぎて、短足・胴長。

ビーグルのような、ダックスのような、コーギーのような…、謎犬です。笑

 

当時、小学2年生だった僕が、

「犬が飼いたい!」と親にせがんだ結果、

町内の情報誌のようなもので見つけてきてくれた子でした。

 

「子犬の引き取り手を探しています。料金:1000円」

 

や、安くて切ない…。笑

 

記載された住所へ向かうと、ガレージの中に犬小屋があり、

子犬が数匹、お母さんのお腹にくっついていました。

 

それはまだ毛が薄く、ピンクの肌が透けて見えるような、

本当に生まれたばかりの子犬でした。

 

現代の基準でいくと、おそらく

「幼齢犬猫の販売制限(第22条の5)」に引っかかるタイミングだったと思います。笑

※出生後56日を経過しない犬猫は販売・譲渡できないという法律。

 

帰宅途中、父に「名前は何にする?」と聞かれました。

 

雑種というのは分かっていたので、

小学生ながらに英語にしたらかっこいいのではと思い、

「ミックス」にする!と言ったところ、

 

「すまん、それはダサすぎる。」

 

と返ってきました。ひどい。

 

ただ、父も子どもが自分で決めた名前を全否定はできなかったのでしょう。

少し間をおいてから、

じゃあ「ス」を取って、「ミック」にしようか。

ということになりました。

 

後から知ったのですが、

ローリングストーンズのギターボーカル、

ミック・ジャガーとかけていたそうで、音楽好きの父らしい提案でした。

 

 

 

ミックについて覚えていることと言えば、とある日の脱走事件です。

 

学校から帰宅すると、「ミックが脱走した!」と母が大慌て。

僕、弟、母で近所を探し回ることになりました。

 

ミックは犬嫌いな代わりに、非常に人好きな犬でした。

 

特に子供が大好きで、下校途中の小学生とすれ違うやいなや突進していき、

なでられて満足そうにしていました。

 

ということは…。

 

ひらめいた僕は、近所にある一番人口密度の高い公園へ。

 

すると、広場の辺りで小学生の人だかりができていました。

 

「わぁーかわいい!」

「どこの犬かなぁ?」

 

案の定、ミックが小学生に囲まれていました。

 

見渡す限りの小学生が、自分のことをチヤホヤし続けてくれるのが

よほど楽しかったのでしょう。

 

彼は興奮しすぎて嘔吐してしまい(なんで?)

弱ったところを簡単に確保できました。

 

あの時のミックの申し訳なさそうな、

悲しげな表情は忘れられません。。。

 

 

 

最近、マネージャーの愛犬の話を耳にするたび、

僕もミックのことを思い出します。

 

天国でもいろんな人にチヤホヤされているといいなぁ。

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