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婚活と職業病 その⑨

 

ステイホームが叫ばれ始めて1年以上が経ちましたね。

 

「外出しないでください、ステイホームで!」と呼びかける側の方たちが

実は会食してました、というニュースを見る度に

なぜかいつもダチョウ俱楽部の上島竜兵を思い出してしまいます。

 

熱湯風呂の上で「押すなよ、絶対に押すなよ!」と言いながら

結局最後は落ちるんかーい。

会食だと笑えないところが残念ですね。

 

 

さて、最近わたしはピーナッツバターにハマっています。

 

日々の生活の中で結婚したい、と思う瞬間は色々とあるのですが

その1つが、買い物中に素敵なジャムやバターと出会ったときです。

パンが好きなわたしは、ご当地などの珍しく美味しそうなジャムやバターに

心惹かれることが多々あるのですが

手を伸ばしては、諦める。

これまでその繰り返しでした。

結局途中で飽きて食べきれず、冷蔵庫の肥やしになるのが目に見えているからです。

 

「ああ、この美味しそうなジャムを一緒に食べてくれる人がいれば…

でも、結婚したらシェアして食べられるからそれを楽しみに我慢」

 

そして、早くシェアできるようにとまた婚活に勤しむのでした。

 

 

なので1人暮らしを始めてから、ジャムの類はほぼ買ったことがありませんでした。

 

ピーナッツバターを買ったきっかけは

テレビドラマで、ピーナッツバターを塗ったパンにベーコンとバナナをサンドするという

エルビスサンドなるものを知ったことです。

 

ピーナッツバターなんてうちにはないけど、外食し辛い現在

おうちごはんの充実はかなり重要です。

毎日の楽しみの何割かは、何を食べるかで占められています。

 

買うしかない。

 

 

早速ピーナッツバターとその他の材料を購入してエルビスサンドを作ったのですが

期待通り悪魔的に美味しい。

ピーナッツバターをパンに塗りたくって食べるアメリカ人の気持ちがわかりました。

こんな英才教育受けて育ったら、そりゃ太ってしまいます。

食文化って恐ろしく、素晴らしいです。

 

ピーナッツバターの美味しさに目覚めたわたしは、もっと美味しい食べ方があるのではと

青菜を和えてみたり、ドレッシングに加えてみたり。

日曜の午後、ハーゲンダッツのリッチミルクにかけて食べたときは

ステイホーム最高、と心の中でつぶやいていました。

上島竜兵の真似してる場合じゃないです。

 

 

そんな感じで毎日ピーナッツバターを食べています。

幸せですが、ここ半年程野菜の定期便によりプチダイエットに成功していたのに

ピーナッツバターにすべてを狂わされそうです。

 

そして、気づけば2週間も経たずに1瓶空けていました。

1人で食べきれてしまったら、シェアする必要もなくなり

結婚したい理由の1つがなくなってしまうので困りものです。

 

「結婚したい、結婚したい」と言いつつ

結局独身のままのわたしも、逆 上島竜兵に思えてきました。

 

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