ゴリラがやってきた

クリスマスが近づいてきましたね。
皆さんは子どもの頃、サンタクロースに何をお願いしたか覚えていますか。
私は一つはっきりと覚えているプレゼントがあります。
小学1~2年の頃でしょうか、
我が家のサンタクロースへのお願いは、おもちゃのカタログを見て、欲しい物に丸をつけて
窓ガラスに貼る方式でした。(空からサンタさんが確認してくれる、というわけです)
私は一生懸命、カタログを吟味し、これだ、と思うものに丸をつけました。
それは当時大好きだった、サンリオのマロンクリームという、
うさぎのキャラクターが描かれた、子ども用のドレッサーでした。
ところが、クリスマスの朝起きて、枕もとのプレゼントを見てみると、包装がやたら小さい。
ドレッサーなわけですから、そこそこ箱は大きいはず。
子どもながらに一抹の不安を感じつつ、プレゼントを開けてみると、
そこに入っていたのは、
当時、大流行していた「ゲームボーイ」と「ドンキーコング」のゲームソフトでした。
いや、色々な事情でプレゼントが変更されることは分かる。
でもふり幅!ふり幅が大きすぎやしませんか。
私は、おしゃれで可愛い、マロンクリームちゃんのドレッサーを頼んだはずなのですが、
実際来たものは、ドンキーコングです。
分かりますか?ゴリラです。可愛いの正反対にいるゴリラです。
幼心に憧れたマロンクリームちゃんは一体どこへ。
その商品が無かったとか、大きくて場所をとるとかなら、別の近しいものにするとか、
もう少しコンパクトなものにするとか、色々対応のしようがあったと思うのですが、
なぜドンキーコングになってしまったのでしょうか。
両親の話し合いの結果、一体どういう結論になったのか、いまだに気になります。
- 大流行している、このゲームボーイをぜひとも楽しんでほしいという、親心
- ドレッサーは大きすぎる→もう少し小さいものはないか→マロンクリームのように、茶色くて丸くて近いのは…あ、ドンキーコング!的な雑カテゴライズの結果
うーん。謎は深まるばかりです。
結局私は、そのプレゼントを見て、どういう反応をしたのかまでは覚えていませんが、
ゲームボーイにどっぷりハマり、いつの間にかマロンクリームのことなんて、とっくに忘れていました。
結果的にナイス采配というわけですね。
ありがとう、父、母、そしてドンキーコング。