お揃い
先日、いつもの仲間とゴルフに行った際の事です。
プレーが終わり、皆でお風呂に入りました。
ゴルフ場のお風呂って、20名位は余裕で入れる、言ってみれば銭湯みたいなところです。
で、風呂から上がり、脱衣場でパンツ(下着の方のパンツです)を穿いたところで、
隣で、同じくパンツを穿いていた後輩が、小さめの声で
「あっ!」と呟きました。
ん?と思い、その後輩の姿を見た瞬間、私も「あっ」という声が出ました。
なんと。
パンツがお揃いでした。
いや~~なんか気まずいぞ。
たま~に街中で、同じTシャツを着ている人に出くわす事とか、ホントにたま~にですが、ありますよね。
その時って、お互いに気まずいじゃないですか?
なんとなーく気づかないフリして速足で駆け抜けてみたり。
何気なーく右旋回して遠くに離れてみたり。
何故か、近くにいる知らない人たちに
「あ、あの2人同じTシャツ着てる!」と笑われてるような感じがして。
早くこの場が終わればいいな的な。
でも、今は、知らない人ではなく、Tシャツでもなく、右旋回して逃げられるわけでもなく。
いつも一緒にゴルフしている仲間がすぐ隣にいます。
裸に、お揃いのパンツを穿いたおっさん2人。
その瞬間を、脱衣場の大きな鏡でチラ見してみました。
うーん。
なんというか。
お揃いなのに、可愛いわけもなく。
まあまあ、というか、かなり気持ち悪いです。
さて。
この場をどうやり過ごせばいいのか?
この気まずい状況を打破するには?
お揃い君も、内心同じ思いのはずです。
その時。
「もう、真似しないでくださいよ~」とお揃い君が言ってきました。
「お、お前こそ!」と私。
お揃い君の、ギリギリの機転?のおかげで空気が和らぎました。
その後、お互いにシャツを着て、下着じゃない方のパンツも穿いて。
お揃いおじさんから解放された2人。
ひと仕事終えた気分です。
あまり活躍してないけど。
さて、この場は何とか切り抜けたものの、まだまだ課題は残っています。
そのお揃い君とは、月に1~2回は一緒にゴルフをするのです。
という事は、お揃い君再び、なんて可能性もあったりします。
次回以降、今回と同じパンツを持って行くわけにはいきません。
ゴルフ前日の荷造りの際には、あれこれ考えなければ。
まさか、この歳になって、下着選びに頭を悩ますとは思いませんでした(汗)